◆北海道ゲレンデBC情報
2004-2005シーズン
札幌国際スキー場
キロロスノーワールド
国設ニセコ・ワイススキー場
ニセコ・ひらふ/アンヌプリ/東山スキー場
ニセコ・チセヌプリスキー場


 ここでは、通常のゲレンデ情報ではなく、各スキー場からアプローチできるバックカントリー情報を中心としています。筆者の独断と偏見でオススメルート等を紹介していますで、ルート選択等は各自の責任において行って下さい。当HPでは一切の責任を負いませんのでご了承下さい。各スキー場の詳細は、HPアドレスをリンクしていますのでそちらからアクセスして下さい。


◆札幌国際スキー場
◆営業開始予定日/2004年11月13日(土)

◆アプローチできるBC
朝里岳
キロロスキー場までの縦走
余市岳
白井岳

 札幌市内から車で約1時間。市内に雪が少なくても、スキー場に近づくにつれて周りの雪が増えてきます。何といっても、このスキー場の魅力は、雪量の多い事と雪質の良さでしょう。スキー場全体の標高自体が高いので、ゴンドラ終点駅からアクセス出来るバックカントリーも豊富です。
 最も手軽なのは朝里岳topまで登り(しかしこのtopが非常にわかりにくい・・・)ゴンドラ終点駅まで滑るルート。ただし、手軽とは言っても視界不良だと迷いやすいので注意が必要。オススメは、朝里岳top経由の白井岳縦走。ただし、スキー場下部まで滑り降りるルートはスノーボードではかなり苦労する事になります。筆者も何度行ってもハマッテしまい、ボロボロになりながら帰路に着くという具合。それでもまた行きたくなるのは、滑る以外にも多くの気持ちよさがあるからでしょう。
 ゴンドラ終点駅にて入山届けに記入すること。帰りには戻ったことを記入しましょう。直接、山麓まで滑り降りた場合はインフォメーションまで届け出ること。これをしないと、遭難騒ぎになってしまうので注意。ちなみに、札幌国際スキー場には宿泊施設はありません。

◆HP
http://www.sapporo-kokusai.co.jp


◆キロロスノーワールド
◆営業開始予定日/2004年11月20日(土)

◆アプローチできるBC
朝里岳
札幌国際スキー場までの縦走
余市岳
1107峰
992峰


 札幌市内から高速を使って車で約1時間。小樽まで少しだけ足を伸ばすとおいしい海の幸も満喫できます。札幌国際スキー場とは朝里岳を挟んで北西側にある為、アプローチできる山はほぼ同じですがルートは違います。1107峰と992峰はゲレンデの向かって右側にある無名峰。ゲレンデの一番右にあるファミリーリフトを利用して、降り場から沢沿いにアプローチします。風向きによっては、ゲレンデが近いので音楽や放送が時折聞こえ、静寂感は無いのですが日帰りBCとしてはオススメのひとつです。
 キロロの場合、入山はセンターのインフォメーションで入山届けに記入します。戻った際も同じ。その際に雪質や雪崩情報をわかる範囲で教えてくれるので聞いてみましょう。帰りも同じく記入すること。
 また、長峰第2クワッドエクスプレスの降り場からゲレンデの反対側に抜けると、200m程のオープンな斜面があります。登り返して何度か滑るのも良い斜面です。ただし、ここはゲレンデ外ではありますが、比較的簡単にアクセスできるので、他のボーダー・スキーヤーに分からないように注意すること。装備の無いボーダー・スキーヤーがついてきたりすると、自己責任とはいっても、何かあったらせっかくの楽しみも失われかねないので・・・

◆HP
http://www.kiroro.jp/snow/index.html


◆国設ニセコ・ワイススキー場
◆営業開始予定日/未定(雪が降って滑られる様になり次第とのこと)

◆アプローチできるBC
ワイスホルン

 札幌市内から車で約2時間半。ニセコ山系の北側にあるワイスホルン(標高1046m)にあるスキー場・・・というよりもバックカントリーでしょうここは・・・リフトはありません。キャット(雪上車)で元の最上リフト降り場まで運んでくれます。もちろん圧雪無しの斜面。そこから滑り降りるだけでもパウダー天国です。しかも1日券が3500円なんて爆安です。降り場から頂上までは比較的楽で、40分程度の登りです。登り返し覚悟なら、比較的短いですがいろいろとルートがあります。バックカントリー入門コースとしては最適ではないでしょうか。
 ここで注意しなくてはならないのは、ワイスホルンには、このスキー場の右側にもう一つのスキー場があります。7合目付近でコースが合流しているので、間違って滑り降りると別料金のリフトを乗り継いで登り返さなくてはなりません。去年はリフトが営業していない日もあったので、そんな時は誰かに車で迎えに来てもらうしかありません。ニセピークから滑り降りた場合もルートを間違えると同じ目に遭います。スキー場自体の入り口も隣の方が手前なので間違えないように。
 とにかく穴場的なスキー場です。平日なら殆ど人が居ません。居ても8〜10人くらいでしょうか。宿には温泉もあります。「朝一キャット」というのがあって、予約すると朝6時に出発させてくれます。ただでさえ人が居ないのに朝一なんて、ホントに貸し切り状態です。ホントはあまり教えたくない・・・

◆HP
http://www.nisekoweiss.com/


◆ニセコ・ひらふ/アンヌプリ/東山スキー場
◆営業開始予定日/ひらふ・11月6日(土)
         
アンヌプリ・11月23日(土)、
         東山・11月27日
(土)

◆アプローチできるBC
ニセコアンヌプリ

 北海道の中で最も有名なスキー場が、おそらくこのニセコアンヌプリを囲むように連なる、ひらふ、アンヌプリ、東山スキー場でしょう。この各スキー場の最上リフト降り場地点からアクセスできるのが、ニセコアンヌプリです。どのスキー場を利用するのかによってルートは若干変わってきますが、ほぼ20〜30分程の行程です。天気と雪が安定している土・日曜日などは、一般客がまるで芋洗い状態でゲレンデで滑るように気軽に滑っていますが、実際は大変危険なことなのです。あくまでも、冬山登山であることを忘れないでください。また、ニセコアンヌプリという山自体が、世界でも有数の雪崩発生地帯なのです。そして、人が多く入るということは雪自体へのショックや圧力がかかるわけで、それに気象等の変化が加わると、最初のうちは大丈夫だったルートがそのあとも大丈夫であるという保証はないのです。しかし、アンヌプリはバックカントリーをする者にとっては、本当に素晴らしい山なのです。各スキー場からピークまで登り、そのまま、スキー場に滑り降りるのが、最もポピュラーなルートです。その他には、ピークから五色温泉側に滑り降りるルート、その後、ラ・ポンテに抜けるルート、さらにその後、アンヌプリスキー場まで戻るルートがあります。出発したスキー場に戻らないルートを選択する場合は、前もって到着場所に一台、車をデポしておく必要があります。

◆HP
http://www.niseko.ne.jp/


◆ニセコ・チセヌプリスキー場
◆営業開始予定日/11月23日(土)

◆アプローチできるBC
チセヌプリ
シャクナゲ岳
ニトヌプリへの縦走


 ニセコ連山のほぼ中央に位置するチセヌプリの南斜面にある蘭越町チセヌプリスキー場は、ゲレンデ内も未圧雪のコースが多くあり、手軽にパウダーが楽しめる穴場的スキー場です。ただし、自販のある無料休憩所はありますが、食事などが出来るレストハウスなどはありません。昼食は近くの国民宿舎・雪秩父で・・・。観光客はまずいないので空いています。リフト降り場地点からまっすぐアプローチ出来るのがチセヌプリ。左にチセヌプリを巻き込むように進むと、シャクナゲ岳。チセヌプリの東斜面を滑り降りてパノラマライン峠を経由してニトヌプリへのルートなど天候や雪の状態を考慮しながら色々とルート取りが出来ます。


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白井岳頂上から後方羊締山を望む

白井岳頂上から通過してきた朝里岳を望む。その向こうにはキロロスノーワールドがある。

1107峰3合目付近

ワイスのキャットから山麓のヒュッテを望む。ゲレンデに人が全くいない・・・。この時点では滑っている人はいなかった。




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